株式会社NSG

代表取締役 名和史普

”継続は力なり”

何かを形にするには大変な覚悟と熱量が必要ですが、日々の積み重ねは、必ず大きな力に変わります。
私は、今まで数多くの試練に直面してきましたが、継続してきたことで会社と共に着実に成長してきました。
そして、我々は今まさに転換期を迎えており、OEM事業以外の領域へ大きく舵をきります。
これから如何なる時も“ 継続は力なり ”を胸にステークホルダーと伴走し進んでまいります。

社長インタビュー

🔴尾熊 | 簡単に自己紹介をお願いいたします。

🔵名和 | 初めまして。株式会社NSGの代表を務めさせて頂いております、名和 史普と申します。当社は、今年度デニム産地”広島県福山市”で縫製工場を営んで48年目を迎えます。仕事内容は、主にメーカーや商社が企画した洋服を縫製する、いわゆるOEMという業種になります。そして、2018年10月に当社が主幹事となり、同市内のデニム製造工程企業6社とジーンズブランド”F.F.G” ( fukuyama factory guild )を展開しております。

🔴尾熊 | OEM事業をしてきたとのことですが、どんな洋服を作られてきたんですか?

🔵名和 | 数多くあるのですが、子供服→制服→レディース製品→カジュアルブランド→デザイナーズブランド→ラグジュアリーブランドの段階を踏み今に至ります。そして、今ではヴィンテージジーンズのような厚地に分類される製品作りを強みとしています。

🔴尾熊 | 多種多様なブランドのモノづくりをやられてこられたんですね!今に至るまでにどういう過程でファッション業界に飛び込み、今日までどんなやりがいを感じてこられたか教えてください!

🔵名和 | ファッション業界に飛び込むきっかけは、私の父親の影響が強いですね。初代でもある父親の背中を幼いころから見ており、ミシンを踏む父親に憧れてファッション専門学校へ進学しました。卒業後、10年間現場で生産管理と営業として修業をしてまいりました。やはり、モチベーションを維持するのは難しく、やりたくない仕事ももちろんありました。そこで私がたどり着いたのが、”仕事=ゲーム”という考えでした。自分の中でタスクを敵に見立て、倒すためにはどうすればいいかを考え、クリアしたらまた次の敵を設定しクリアしていく。そう捉えて行動するようになってからはどんな仕事にもやりがいを感じています!また、弊社の強みとしては、デニム製品の中でも特に厚地といわれるデニムの縫製を強みとしています。

🔴尾熊 | すごいユニークな発想ですね!私も参考にさせてもらいます。すごい気になっていたんですが、数多くのジャンルの洋服作りをされてきてデニム製品にシフトして大変だったことと、今のNSGの強みについて教えてください。

🔵名和 | デニム製品の縫製にシフトした頃の設備で組み立てレベルのジーンズは作れたんですが、高価格帯のヴィンテージジーンズが上手く縫製できませんでした。同市内の特殊加工歴30年以上のスペシャリストである、株式会社サブレの高田社長に当時僕が作ったジーンズを否定され、本当に悔しくていいヴィンテージジーンズを作れるようになってやる。って想いで日々トライアンドエラーを繰り返していました。そして、いつしか国内外のラグジュアリーブランド様のジーンズを作るまでに成長しました。それを踏まえて弊社の強みは、何といってもデニム製品全般の縫製になるのですが、その中でも特に厚地デニム生地やヴィンテージジーンズの縫製が強みになります。

🔴尾熊 | すごいエピソードですね!その反骨心と継続できる志を持たれてきたからこそ、今まで実績を築いてくることが出来たんですね!

🔵名和 | まさにその通りだと思います。高田社長をはじめ多くの方々に支えられここまでやってくることができました。ただ、現状に満足は全くしておらず、今後は、地域を盛り上げる取り組みを通し、地域に還元していきたいと考えています。

🔴尾熊 |  すごい誠実な考えですね!そういう姿勢に共感してくる方々もいるのかなと感じたのですが、F.F.Gを発足して周囲に何か変化などありましたか?

🔵名和 |  社内外ともに変化はあったんですが、最も大きな変化としては、我々の取り組みに共感しジョインしてくれる若者が増えたことですかね。その他にも教育活動の取り組みを通して、福山ファクトリーギルドを応援してくれるファンも増え始めている点ですかね。

🔴尾熊 | 若手不足といわれる繊維業界でそれはすごいことですね!今後の展開はどう考えておられますか?

🔵 名和 | 今後は、OEM事業だけでなく、F.F.Gでの動きも加速していきたいと考えています。ブランド業、観光業、教育活動を通じて中長期的にデニム産業の雇用創出をするための取り組みを進めて参ります。

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